防犯カメラはハッキング対策が必要?未然に防ぐ方法
目次
防犯カメラのハッキングに注意!対策法を解説
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防犯カメラをハッキングされて盗み見されたり、システムが改ざんされたりするのではないかと不安になったことはありますか?
犯罪を抑制するための防犯カメラのはずなのにハッキングされて監視されていたという怖い状況にならないためになにができるでしょうか。防犯カメラのハッキングを予防したい!という方のために原因と対策する方法を解説します。
防犯カメラがハッキングされる3つの原因
初期設定のままにしている
防犯カメラがハッキングされる一つの原因は初期設定を変更していないことです。工場から出荷されたときに設定されているパスワードをそのまま使用していると第三者は推測しやすく、ハッキングされる可能性が高まります。
初期に設定されているパスワードは変更を前提としているため非常に簡単に推測できる文字や数字の並びになっているのです。防犯カメラのハッキングを予防するためには、まずパスワードを変更しましょう。
システムに脆弱性が見られる
防犯カメラにはコンピューターシステムやサーバーが搭載されていますが、稼働させるためにはインターネットに接続しなければなりません。組み込まれているOSに脆弱性が見られるとハッキングされやすいです。
安価な防犯カメラはOSに欠陥が生じやすいため稼働する際には注意しましょう。できれば少し値段が張っても安心できるメーカーの防犯カメラを購入して設定するようおすすめします。
グローバルIPアドレスを特定しやすい
防犯カメラによってはカメラの映像を閲覧できる権利をインターネットを使ってシェア出来る場合があります。グローバルIPアドレスを利用して防犯カメラの映像にアクセスする状態では外部からのハッキングされやすくなるので要注意です。
グローバルIPアドレスは10進数や16進数を用いた数字です。もし特定されるとグローバルIPアドレスを利用して侵入し、防犯カメラの設置場所を知られてしまう恐れがあります。
防犯カメラのハッキングに気づくポイント
防犯カメラがハッキングされたことにいち早く気づいて対策するにはどうすればいいのでしょうか。
- 映像が重い
- あからさまに映像がおかしい
- 不審なWi-Fiアドレスが急に現れた
- 不審なメールが届く
このような状況が生じたらハッキングに警戒してください。「もしかしてハッキングに遭っているかも…」と感じて放置していると、その間に情報が漏えいし続けることになります。映像の動きが急に重くなったり、映像が急に切り替わったりした場合はハッキングされていることを疑いましょう。
防犯カメラのハッキング対策は?
防犯カメラがハッキングされたときにはすぐに行動することが大切です。次のようにしましょう。
- すぐにパスワードを変更する
- 電源を切る
- メーカーや業者に問い合わせる
パスワードを変更すれば新しいパスワードを特定しない限りログイン不可になります。ハッキングはインターネット経由で行われるためインターネットの接続や電源を切って一時的にアクセスできないようにすることも可能です。また、映像が映らないようにカメラレンズをカバーやシールでふさぐことも応急的な対処として効果的。
自分でできる対処をすべて行ったらメーカーや業者に相談してみましょう。防犯カメラを取り扱っている業者は同じようなトラブルの対応経験が豊富ですから、的確な対処を期待できます。また、防犯カメラを選ぶ時からハッキング対策がしっかり施された機器を探すことがおすすめです。
防犯カメラのハッキングは未然に防げる
防犯カメラがハッキングされると映像を盗み見されたり、パスワードを変えられてアクセスできなくなったりします。ハッキングを予防するために対策をすぐに行いましょう。もし、ハッキングされた恐れがある時には一時的な対処をして、業者やメーカーに相談することをおすすめします。
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