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防犯カメラの映像の保存期間と伸ばす方法!保管期間の目安も解説

左右2台の防犯カメラ

防犯カメラの保存・保管期間について

この記事を読むための時間:3分

防犯カメラの映像には、保存期間があります。保存期間が過ぎてしまうと、録画した映像は消えてしまい、見えなくなってしまうため、注意が必要です。具体的な保存期間は、基本的には機種や性能によって決まりますが、設定を変えることである程度伸ばすこともできます。そこで今回は、防犯カメラの保存期間について、期間を伸ばす方法や保管期間の目安を解説します。

防犯カメラの映像の保存期間が決まるポイント

防犯カメラの映像の保存期間が決まるポイントは「ハードディスクの容量」、「フレームレート」、「画素数」の3つです。それぞれ詳しく見てみましょう。

ハードディスクの容量

基本的な映像の保存期間は、ハードディスクの容量によって決まります。容量(TB)が大きければ大きいほど、保存期間は長くなります。ただし、ハードディスクに接続するカメラの台数が増えると、それぞれの録画を保存するために多くの容量が必要になり、保存期間は短くなるので、注意が必要です。

フレームレート

フレームレートとは、映像の1秒間のコマ数のことです。例えば、フレームレートが5であれば、1秒間の画像の動きを5つのコマで現すということです。フレームレートが大きければ動きは滑らかになりますが、データ量も大きくなるため、保存期間は短くなります。

画素数

カメラで撮影された映像は、細かい点の集まりで映され、画素数とはその点の数を表したものです。画素数が大きければ、より多くの点で映像が映されるということなので、きれいな画像になり、逆に画素数が小さいと、粗い画像になります。画素数が大きい=きれいな画像になるほど、データ量が大きくなるので、保存期間は短くなってしまいます。

映像の保存期間を伸ばす方法

せっかく録画していても、映像を確認したい時に保存期間が過ぎてしまっていては意味がありません。映像の保存期間は、いくつかの設定を見直すことで伸ばすことができるので、短かいと感じた時には、設定を見直してみましょう。

画質・フレームレート数を落とす

保存期間が短くなる原因のひとつが、データ量の大きさです。先述の通り、データ量は画素数とフレームレート数で決まるため、これらを落とすことで、データ量を小さくして保存期間を伸ばすことができます。ただし、画質やフレームレート数を落とし過ぎると、映像が粗くなり、映っているものが見えづらくなってしまいます。画質、フレームレート数を落とす際は、最低限の映像が確認できる程度までにしましょう。

H.264などのデジタル圧縮方式で録画を保存する

映像データの圧縮方式を変えることも、映像の保存期間を伸ばすコツのひとつです。H.264などの圧縮方式は、従来の圧縮方法と比べると、データをより圧縮することが可能なので、容量にスペースができます。さらに、高画質のまま圧縮することができるので、映像が見にくくなることもありません。

モーションセンサー機能を利用する

モーションセンサーとは、撮影している範囲で物や人が動いた時にのみ撮影を行うセンサー機能のことです。この機能を使えば、動きがある時以外は録画をしないので、より長時間の録画が可能になります。

録画した映像はどの程度保管しておくべき?

録画した映像は、どの程度の期間保管しておくべきなのでしょうか。映像の保存期間の目安は、用途によって異なります。録画の保存期間の目安について解説します。

法的規則はないがガイドラインがある場合も

そもそも録画の映像の保存期間について、法的な規則はありません。そのため、防犯カメラの持ち主の意向次第で保存期間は変えられます。ただし、自治体によっては独自のガイドラインがあるので、どの程度映像を保管するべきか迷った際は、自治体のガイドラインを参考にすると良いでしょう。

映像の保管期間の目安

防犯カメラの保管期間は映像の用途によって異なります。各シーンでの映像の保存期間は以下の通りです。

  • マンション、アパートなどの集合住宅:1ヶ月程度
  • 自宅:1~2週間程度
  • オフィス、店舗:1~2ヶ月程度
  • 駐車場:1ヶ月程度
  • 製造系工場:1~2年程度

防犯以外の目的では記録メディアに残すのがおすすめ

防犯カメラの映像は、防犯のみに使われるわけではありません。例えば、工場の生産ラインに設置したカメラからは、異物混入や工程の無駄な部分など、トラブルの原因や生産性をより良くするヒントが見つかる可能性があります。そのため、防犯以外の目的で防犯カメラを設置する際は、映像が消えてしまう前に記録メディアにデータを移して、いつでも見返すことができるようにしておくと良いでしょう。

防犯カメラの保存期間は工夫次第で伸ばすことができる

防犯カメラの保存期間は、基本的には機器の性能によって決まります。しかし、容量の大きいハードディスクに接続したり、設定を変えたりと工夫することで、保存期間を伸ばすことは可能です。映像を確認したい時に映像が消えてしまっていては意味がないので、なるべく映像の保存期間を伸ばせるようにしましょう。

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