設置前に知りたい防犯カメラの電気代!維持費はどれくらいかかる?
目次
防犯カメラの電気代は?気になる維持費を計算
この記事を読むための時間:3分
防犯カメラにかかる電気代を計算したことはありますか?防犯カメラを設置すると電気代を含めた維持費がかかります。防犯カメラを設置するにあたり電気代はどれくらいかかるのだろう、と気になっている方のために計算方法や維持費を解説します。
防犯カメラの電気代は安い
防犯カメラの電気代が安い理由
防犯カメラの維持費を気にして導入することを躊躇する人もいますが、防犯カメラの電気代は安いです。防犯カメラは常に映像をモニターに送り続けているため電源の消灯をしません。そのため稼働に必要な電力はそれほど大きくなく、防犯カメラを設置することによって電気代が急に高騰するということは考えにくいです。
防犯カメラの電気代が安い理由はセキュリティ維持のためのコストを下げるため。防犯カメラを導入してセキュリティを高めることに投資する「価値がない」「コスパが悪い」と判断されてしまえば、警備員を雇用する代わりに防犯カメラを設置して人権費をカットする意味がないからです。
防犯カメラの電気代を計算する方法
防犯カメラの電気代が安いということを知るためには実際に計算をして数字を出してみるのが一番の早道です。下記に紹介する方法を使って電気代を計算してみましょう。
「消費電力(W)÷1,000×使用時間(月)×電力料金単価(1kWh)-電気料金(月)」
一般的な防犯カメラの商品電力は0.5W~2Wです。また、防犯カメラに関連して使用するレコーダーやモニターの消費電力は20W程度。
ですから、防犯カメラと付属機器であるレコーダー、モニターを1台ずつ設置している場合の月額電気代は800円程度であると計算できます。最近では低電圧方式の防犯カメラが現れたことにより、消費電力を従来の半分以下に抑えることができるようになりました。この省電力な防犯カメラは、常に一定の電圧が供給されるため電力ロスされることもありません。
防犯カメラの維持費は電気代だけではない
データ記録コスト
防犯カメラで映し出した映像のデータ記録にかかるコストも忘れてはいけない維持費です。ハードディスクドライブ(HDD)は耐久性に優れており安価なので良く用いられます。SDカードはコンパクトなので保管しやすく安価ですが、寿命は1年程度と短く、コスパとしてはHDDの方がおすすめです。
メンテナンス費用
防犯カメラを正常に起動させ続けるにはメンテナンスが必要です。屋外に設置されている場合は雨風にさらされているので壊れやすく定期的にメンテナンスを行います。電気代だけでなく定期的なメンテナンス費用も防犯カメラの維持費として意識しておきましょう。
防犯カメラと冷蔵庫の維持費を比較
防犯カメラと同じように設置してから24時間稼働している家電製品といえば冷蔵庫。防犯カメラの電気代と冷蔵庫の電気代を比較してみましょう。一般的な冷蔵庫の消費電力は250W程度です。消費電力が防犯カメラの125倍ほどありますから、電気代もそれに応じて高くなります。
冷蔵庫を稼働させるためには数百Wの消費電力が必要なのに対し、防犯カメラは0.5~2Wで安定した稼働が出来るということを考えると、防犯カメラを維持するために驚くほどの電気代がかかるわけではないということは明らかです。もし防犯カメラを100台導入したとしても冷蔵庫にかかる電気代を追い越すことはないのです。
ただし、冷蔵庫にかかる維持費は電気代のみなのに対して、防犯カメラはデータ記録媒体やメンテナンスにかかる維持費があります。
防犯カメラの電気代は月数百円だから導入しよう
防犯カメラの電気代は安く、低コストでセキュリティを高められます。設置台数が増えればそれだけ電気代は増えますがカメラの種類を工夫して消費電力を抑えることが可能です。冷蔵庫と比べても防犯カメラの維持費は安いので防犯のために積極的に導入しましょう。
前の記事へ
« 防犯カメラで検挙率が2割以上増加!防犯カメラの効果を解説