防犯カメラの死角はなくせる?カメラの形状別特徴を知ろう
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防犯カメラの死角に注意!タイプ別に解説
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防犯カメラで映せる範囲は限定されているため「死角」が生じます。死角を狙った犯罪を防止するためにどうすればいいのか、日々お考えになられている方も多くいらっしゃると思います。
「防犯カメラの死角を放置したくない」という方のために、防犯カメラのタイプに注意するべき死角やおすすめの設置方法を解説します。
防犯カメラの死角はなくせない?
防犯カメラで映せる範囲は限られているため、どうしても死角が発生してしまいます。防犯カメラを設置していても死角が多いと犯罪率が上がったり安全性が低下するので要注意です。
防犯カメラの映像に記録が残っていれば証拠として提出できるため、防犯カメラの存在を知らせることは犯罪を未然に防ぐのに役立ちます。しかし、犯罪者は死角を探して犯行に及ぶこともあるため、できるだけ死角のすくない防犯カメラの選び方や設置方法をとることが大切です。
防犯カメラのタイプ別に注意するべき死角とは
ボックスタイプ
スーパーなどでよく見かける防犯カメラのタイプはボックス型です。名前の通り、ボックスの中にレンズを入れているため、見た目の存在感があり、高い犯罪抑止力となります。ボックスタイプの防犯カメラはレンズが箱で覆われてしまっているため、正面に映し出される範囲以外は死角です。そのため、映像に写らないように死角に入り込んで犯行に及ばれる可能性があります。ハウジングとレンズを別々で購入する必要があるため値段が高くなるというデメリットも。
ドームタイプ
天井に取り付けるドームタイプの防犯カメラはレンズが動くため360度監視できます。病院やコンビニなどで良く見られる監視カメラです。店舗や施設の景観を崩すことなく、監視している威圧感を与えずに済みます。
レンズの視野を妨げる背の高い障害物がない限り、ある程度の大きな部屋は一台で事足りる防犯カメラです。ドームカメラはレンズがどこを向いているのか外側から判別できないため、死角を狙った犯罪を起こしにくいというメリットもあります。防水や耐久性の高い屋外対応しているドーム型防犯カメラも最近では増えてきています。
ガンタイプ
ボックス型カメラから派生した防犯カメラがガンタイプ(パレット型カメラ)です。ガンタイプの防犯カメラはブラケットとハウジングが一体化しています。夜間の撮影も可能ですし、耐久性が優れているので屋外で設置されていることが多い防犯カメラです。ハウジングのおかげで湿気の多い場所や高温環境、振動や風などの影響からカメラレンズが保護されます。
カメラの形状がボックスタイプと同様に威圧的な見た目をしているため、不審者をけん制する効果があり防犯に向いていますが、隙間から水分が入った場合は要注意です。レンズが曇ると死角が発生するどころか映像が曇って鮮明に映りません。
死角をなくす防犯カメラの設置方法
出来るだけ死角を少なくする防犯カメラとしてドームタイプがおすすめです。ただ、360度見回すドームタイプのカメラは真下を映すことができません。そのため、ドームタイプの防犯カメラの真下を映せるもう一台の防犯カメラを導入するようおすすめします。もちろん、設置する場所の広さやレイアウトによって発生する死角は異なるため設置前に慎重に確認しましょう。
ボックスタイプやガンタイプは見てすぐ防犯カメラと分かるため、出入り口に取り付けることで侵入者を心理的に威圧し犯罪を防ぐ効果があります。人目に付きにくい場所や侵入が簡単そうな低層階にも防犯カメラの設置台数を増やす事がセキュリティ強化につながるでしょう。
死角に注意して防犯カメラを導入しよう
防犯カメラのタイプ別に特徴を知って、出来るだけ死角を少なくしましょう。死角を狙った犯罪により悔しい思いをしないためにも設置方法の工夫が必要です。防犯カメラの台数を増やすのも一つの方法ですが設置台数を少なく、より広い範囲を少ない死角で映せる防犯カメラを選ぶようおすすめします。
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